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地平線を越えていく
さあ、青い地球を空想トリップしよう!


北風に乗って、ヴァイオリンを弾きながら踊り子が震えている。
ハイトーンの泣き節に雪国のドラマが描かれる……
前衛ピアノは荒野を駆ける暴れ馬のよう。

バルカンの地ではハートの女王とクマたちがぷかぷかと空を行進。
そして、いつしか、大漁ののぼりが揺らぐ港町へと。

近未来のアジアにもひとっ飛び。ひらひらと幾重に舞い、水の中を浮遊するモモのハナたちは美しい混沌を描きます。
星たちが語りかける碧い空も、記憶が眠る深海も越えて、大海原を旅しましょう。

今回のシリーズ Beyond (越境する)には様々な意味を込めています。
画一化されるジャンルを越えて、年齢やジェンダーの固定観念を越えて、制約を越えて。
そこにこそ、明日へのヒントが見えてくる、との思いを込めて。

今回、好きなこと、やりたいこと一筋に、我が道をいくクリエイティブなアーティストたちに呼びかけました。
みんな大好きな、尊敬する音楽家たちばかりです。
人と人の大切な繋がりが、「越えて」繋がっていきますように。


株式会社プランクトン
代表取締役 川島恵子




“向う側”には何がある?
音楽キャラヴァンと共に行く越境の旅


 チンドン屋の演奏に吸い寄せられて後ろからついて行き、夕暮れ時の道に迷って泣きながら家にたどり着いたのは4才だったろうか。聴いたことのない魔訶不思議な、しかし楽しい音楽は未知の世界への扉だった。

 地平線の彼方、山の向う側には何があるのか…。自分の知らない土地への憧憬、他者への関心を通して新しい世界、新しい自分と出会うための最良の先導者は、いつだって音楽ではなかったか。洋の東西、人種、文化、言語、時間などなど、ボーダーの向う側(Beyond)を目指す音楽の想像力=創造力によって私たちは世界とつながり、新しい回路を開いてきた。

 そんな音楽の本質的な力、可能性をそっくりそのままコンセプトにしてしまったのが、今回のフェスティヴァル《Beyond》だ。この3年近く、コロナ禍によって人間同士の触れ合いが遮断され、私たちは孤立を余儀なくされてきた。 “向う側”に思いをはせ、未知の世界を想像し、様々なコミュニケイション・ラインを作ることの大切さを今ほど実感させられた時代は、過去なかっただろう。「Beyond」というキーワードは今、とてつもない輝きと共に私たちを鼓舞してくれる。

 映画音楽を媒介にした旅、国境や異文化の壁を超えてゆく旅、過去と未来を往き来するアジア的幻想の旅。「Beyond」というコンセプトを軸に三つのテーマが設定されたこのライヴ・シリーズに登場するのは日本人音楽家だけだが、だからこそイマジネイションの広がりには際限がなく、時に無軌道、無鉄砲だったりもするはずだ。
予想困難! どのステージでも、長年 “向う側”を夢想し越境を続けてきた貪欲なミュージック・トラヴェラーたちと共に、私たちはスリリングな旅を体験できるだろう。音楽を奏でながら時空を超えてゆくキャラヴァンについていった私たちは、
“向う側”に何を見つけられるだろうか…


松山晋也(音楽評論家)









全自由(整理番号順入場)税込・ドリンク代別



11/14(月)、12/1(木)、12/12(月)の
3公演セット
前売りのみ・全自由(整理番号順入場)
税込・ドリンク代別
プランクトンのみで取り扱い



https://plankton.co.jp/

03-6273-9307

(平日13~17時)





〈当日のご入場について〉
開場時間になりましたら、チケット券面に記載の整理番号順にご入場いただきます。
お席は200席ご用意いたしますが、ご入場の時間が遅くなった方は立ち見となりますので予めご了承ください。

※各日、当日に入場口にてドリンク代600円をいただきます。
※各日、当日券は6,100円





主催・企画制作:プランクトン




助成: ARTS for the future! 2




協力:THE MUSIC PLANT







会場:渋谷クラブクアトロ
東京都渋谷区宇田川町32-13 4F
TEL:03-3477-8750
「渋谷駅」より徒歩7分
https://www.club-quattro.com/shibuya/







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