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「Beyond」第一弾成功裡に終了!!


「Beyond」第一弾にご来場のみなさま、ありがとうございました。
4組の其々に、音楽性が違う、しかも、これまでにほとんど顔を合わせたことのない個性派音楽家が出演し、いい公演になるのだろうか、会話のない冷たい企画になってしまわないだろうか、と気を病んだものですが、出演者が互いの音楽を聴き、リスペクトし合う個性溢れる公演となりました。
観客のみなさまも、おそらく、初めて見るに違いなかったアーティストに出会われたことと思いますが、ウェルカムしてくださり、公演をお楽しみくださり、ありがとうございました。

【クリックで拡大表示します】

今回のお題目は「シネマ」。映像が想像される音群が連なりました。
スガダイローは黒澤明映画のテーマを30分、ノンストップで。ダイナミックでリリカルなピアノ。ダイローくん、かっこよいですね。
圧巻のひとつは喜多直毅&黒田京子の「ひまわり」、あの映画の撮影地はウクライナ、抵抗の象徴でもあるひまわり。あの切ないバイオリンは、シネマの情景の悲しい場面を描き切りました。黒田さんのピアノは形がきれいで安堵をくれます。
渋谷毅さんは御年84歳。センスのいいピアノで今回、仲野麻紀の希望でデュオが叶ったのでした。披露してくれた歌のデュエットは初耳。みな驚きです。ブルキナファソの音楽家と演奏しても、バラケ・シソコと共演しても、仲野麻紀は誰にも寄り添いながら、自己を軽やかに主張する。誰とやっても対等なのです。彼女はコスモポリタンですね(世界のどこでも、都市でも田舎でも、誰とでも臆することなく対等に寄り添い、自分をマイペースで表現する音楽家)。
畠山美由紀は笹子重治とボサノヴァを。アンコールでは仲野麻紀を迎え、こちらのリクエストの「おんな港町」を歌ってくれました。哀愁のすごみ。畠山美由紀と仲野麻紀は今回初対面でしたが、今回の出会いを2人は喜び、「また一緒にやろうね」と抱き合って誓っていました!
これこそ、今回の「Beyond」で描きたかった人と人の出会い、大切な繋がりです。
第2回は12月1日。これは、はちゃめちゃになりそう。天下の白崎映美に、ストリートで鍛えられた大熊さん&みわぞうさんたちのジンタらムータ、チャラン・ポ・ランタンですからね。どうぞ、お楽しみに。

(株)プランクトン 代表
川島恵子

越境のコンサート・シリーズ

Beyond
vol.1 Beyond Cinema

~シネマの情景~



【公演終了】
11/14(月)開場17:45/開演18:30
会場:渋谷クラブクアトロ
出演:畠山美由紀 with 笹子重治/喜多直毅&黒田京子デュオ/スガダイロー/渋谷毅&仲野麻紀
各日通常チケット:前売5,600円(当日6,100円)
全自由席(整理番号付き)税込・ドリンク代別



ピアノ・ジャズ、フリージャズ、タンゴ、中東/ヨーロッパ、ブラジル、邦楽ポップス/歌謡曲。
映画音楽が旅の想像力を掻き立てる。
北の果て、絶壁の海、別れの物語、バラ色の街、音楽はドラマを描く。


出演

畠山美由紀 with 笹子重治

畠山美由紀:vocal/笹子重治:guitar

喜多直毅&黒田京子デュオ

喜多直毅:violin/黒田京子:piano

スガダイロー

スガダイロー:piano

渋谷毅&仲野麻紀

渋谷毅:piano/仲野麻紀:alto-sax, metal-clarinet, voice



愛のシンガーが贈るシネマのサウダージ


畠山美由紀 with 笹子重治


畠山美由紀
Miyuki Hatakeyama:vocal
シンガー・ソングライター。カフェブームの先駆け “Port of Notes”、ダンスホール楽団 “Double Famous” のヴォーカリストを経て、2001年にシングル「輝く月が照らす夜」でソロ・デビュー。ソウルフルな歌声で、同世代の女性をはじめ、音楽ファンから圧倒的な支持を得る。他アーティストの作品、トリビュートアルバム、映画音楽や、TV CMソング等への参加も多い。
http://hatakeyamamiyuki.com/

笹子重治
Shigeharu Sasago: guitar
ブラジリアン・スタイルのギタリスト。「ショーロクラブ」「コーコーヤ」のリーダーとして約30枚のアルバムを発表するかたわら、プロデュースやサポート、レコーディング、アレンジ等で活躍中。




震えるヴァイオリンとリリカルなピアノが映すモノクロームの情景


喜多直毅&黒田京子デュオ


喜多直穀 Naoki Kita:violin
黒田京子 Kyoko Kuroda:piano
アルゼンチン・タンゴを軸にするヴァイオリニスト喜多直毅と、ジャズと即興演奏のフィールドで活動するピアニスト黒田京子の二人は2002年秋に出会い、20年近くこのデュオで共演を重ねる。それぞれのオリジナル楽曲のほか、映画音楽、シャンソン、昭和歌謡などを、即興演奏を取り入れて、クラシックでもジャズでもない新しいサウンドを聴かせる。
https://www.kitakuroda.com/



ダイナミックなピアノ
黒澤映画の壮大な世界


スガダイロー


スガダイロー
Suga Dairo:piano
ジャズ・ピニニスト。洗足学園ジャズコースで山下洋輔に師事、同校卒業後米バークリー音楽大学に留学。帰国後は渋さ知らズや鈴木勲OMA SOUNDなどに参加して注目を浴びる。夢枕獏との共作や星野源、向井秀徳(ZAZEN BOYS)、七尾旅人、中村達也の作品にも参加するなど、日本のジャズに旋風を巻き起こし続ける。師匠の山下洋輔とのデュオは大きな話題となった。
http://sugadairo.blogspot.com/



ピアノとサックスが描くフレンチ・シネマのアンニュイ


渋谷毅&仲野麻紀


渋谷毅 Takeshi Shibuya:piano
ジャズ・ピアニスト、作曲家、編曲家。東京藝術大学作曲科在学中より歌謡曲、映画、CMなど数多くの作品を手がけ、ジャズ・ピアニストとしても活動し、数多くのアーティストと共演。1986年から渋谷毅オーケストラ、1999年からエッセンシャル・エリントンの活動も並行して行う。今年6月に15年ぶりの新作ピアノ・ソロ・アルバム『カーラ・ブレイが好き』をリリース。

仲野麻紀 Maki Nakano:alto-sax, metal-clarinet, voice
2002年渡仏。現在、パリを拠点に活動中。自然発生的な即興、エリック・サティの楽曲を取り入れた演奏からなるユニット「Ky(キイ)」 の傍ら、西アフリカのミュージシャンとのバンド 、モロッコ スーフィー教団楽士+フリージャズのプロジェクトを並行し、ジャズ・ワールドミュージックを横断。2021年11月に多重録音による初のソロ・アルバム『openradio』をリリース。
https://makinakano.mystrikingly.com/








主催・企画制作:プランクトン




助成: ARTS for the future! 2




協力:THE MUSIC PLANT













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