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タンザニア、ケニアなどアフリカ東海岸地帯のスワヒリ大衆音楽、タアラブ 

カルチャー・ミュージカル・クラブ・オブ・ザンジバル
Taarab from Zanzibar: Culture Musical Club and Bi-Kidude

<タンザニア/ターラブ>

[アラブの大衆歌謡]〜[アフリカのリズム]〜[インド音楽]〜[ヨーロッパの香り]
海洋の混血音楽「ターラブ」を代表するバンド来日!
推定95歳の女性歌手「ターラブの女王/生きる伝説」ビ・キドゥデが同行!!
来日公演2007

第23回<東京の夏>音楽祭2007 島へ−海を渡る音
「ザンジバル島の大衆音楽・ターラブ」
出演:カルチャー・ミュージカル・クラブ
ゲスト:ビ・キドゥデ(vo)
7/17(火) 梅田 ザ・フェニックスホール
7/19(木) 渋谷 C.C.Lemon ホール


<関連イベント>ザンジバル島の大衆音楽「ターラブ」を知る!
講師:富永智津子(宮城学院女子大学教授)
7/18(水) ブリヂストン美術館1Fホール

ツアーの様子はブログにて
プランクトン・ブログ
サカキマンゴー「ンゴマする日々」


<大阪公演リポート>

もうチケット代を捻出するのもギリなので、やむなくスルーしそうだったのですが、やはりコレは観なければ、と行ってきました、ザンジバルの混血音楽の華=ターラブ@フェニックスH
いやはや、最高に素晴らしかったです。
今年の、いやここ数年でいろんな国のライブを見てきたけど、その中でも確実に3指に入る素晴らしいライブでした。
東京公演を迷っている方は、ぜひ見に行って下さい!!!
レコードでは聴いていたけど、やっぱこんな音楽、他には絶対ない。僕はもう、しょっぱなの昔のアラブ歌謡のような味わい深いインスト2曲で涙が出そう・・・というか出ましたが、アラブ音楽、アフリカ音楽、古いインドの映画音楽、ジプシー音楽など、"ミクスチャー"みたいな成分分析可能なレベルじゃなくて、もっとたおやかで優美で、ユルくも熟成されたグルーヴの中から、すべての"耳のツボ"を突いてくる音の豊かさに感動。
そして、御歳95のボーカリスト、ビ・キドゥデ!
ステージ上に登場するだけでもインパクト大ですが、歌もまた素晴らし。
詳しいことは見てのアレですが(これから見る方も多そうなので・・・)、 盛り上がり曲では、アラブ音楽的な編成なのに、コンゴのルンバ・ロックっぽくなったり、、、いやはや。
褐色の人達が、オールド・タイミーなアラブ音楽的サウンドを奏でて いる姿だけでも、充分にかっこいいんですけどね。
終盤のフェニックス・ホールは、 映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』のあのクライマックスの 演奏シーンのようになっとりました。いや、ホントに。
最後は、会場全体から心からのスタンディング・オベーション。
もう国境やチンケなジャンルや流派の違い、専門は何か・・・などなど完全にど〜でもよくなりました。

吉本秀純


ビ・キドゥデ NHK-BSハイビジョン特集
95歳の歌姫ビ・キドゥデが、NHKのハイビジョン特集で取り上げられました。地元ザンジバルでNHKが密着取材。

NHK BS hi (ハイビジョン)
ハイビジョン特集「はだしの歌姫の一世紀〜ザンジバル・風待ちの島で〜」
2008/3/19(水)20:00〜21:30

好評につき、音楽番組としてリメイク放送が決定!
「世紀の歌声〜ザンジバル島・推定95歳の歌姫〜」
8/16(土)23:05〜24:34 NHK BS2


各紙絶賛!朝日新聞記事より!
ビ・キドゥデからのメッセージ(動画)!
ビ・キドゥデ インタビュー(サカキマンゴー)
制作ノート:来日公演計画はこうして生まれた
カルチャー・ミュージカル・クラブ『ザンジバルのバラの香り』


◎後援:タンザニア連合共和国大使館 ◎企画制作:アリオン音楽財団/プランクトン

プロフィール

来日メンバー
Rajab Suleiman (qanun, kidumbak)
Ali Hassan ('ud, violin)
Ramadhani Khamis (first violin)
Makame Faki (violin, vocals)
Taimur Rukun Taha (accordion, mkwasa)
Said Mwinyi Chande (accordion)
Mahmoud Juma (double bass)
Foum Faki (bongos, kidumbak)
Amour Haj (dumbak, sanduku)
Amina Mzee (vocals, chorus)
Fatma Juma (chorus, rika, dance)
Nuru Raphael (chorus, dance)
スペシャルゲスト:Bi Kidude (vocals, chorus)

アフリカ大陸タンザニア沖、インド洋に浮かぶ小島、ザンジバル島。アフリカ、アラブ、ヨーロッパを繋ぐ場所に位置し、港町として貿易で栄える一方、植民地として複雑な歴史を歩んできた。その中で育まれた独特なミクスチャー文化を背景に、19世紀に島にもたらされたエジプト音楽が様々な要素と混じり合い生まれたのが、ザンジバルの大衆音楽「ターラブ」である。アフリカ音楽の躍動感、アラブ音楽のようにエキゾチック、インド音楽のようにメロディアスであり、東欧のジプシー音楽のような哀愁感をも合わせ持つ、まさに海洋の混血音楽だ。
カルチャー・ミュージカル・クラブは、1958年に結成されたターラブを代表する実力派バンドで、現地でも人気が高い。今回はストリングスを中心とする12名編成で来日し、大衆歌謡としてのターラブと、キドゥンバク(古いスタイルのターラブの一種でダンス音楽)の二部構成を聴かせる。また、来日記念盤として、アルバム『ザンジバルのバラの香り』を2007年4月にリリースする。
また、特別ゲストとして、世界最高齢95歳(推定)の女性歌手「ビ・キドゥデ」が同行する予定。ビ・キドゥデは、まさに生きる伝説であり、現地ではレストランや通りの名前に彼女の名が使われるほどの人気と知名度を持つ。2005年WOMEXワールドミュージックアワードを受賞、BBCのワールド・ミュージック賞受賞、イギリスで彼女のドキュメンタリー映画が制作されるなど、世界的にも今最も注目されているアーティストのひとりである。

初めてボルドーの中庭で風のように奏でる彼らを見たのは、もう15年も昔の話。その体験が、ぼくを音楽家として浄化しました。カルチャー・ミュージカル・クラブは、ぼくから最も遠く、最も懐かしい響き。それは、今も変わらない響き。奇跡の来日です。ひとりでも多くの方に聴いてほしいです。
鈴木惣一郎(ワールドスタンダード)

今年2月、オヒネリが乱れ飛ぶ狂乱のコンサートを現地で体験しました。インド洋が生んだミクスチャー演歌。アラブとアフリカのスリリングな混在ぶりと、やんごとなきグループ名にご注意ください。
サカキマンゴー(親指ピアニスト)

1991年、汐留の仮設会場で観たチーフタンズの初来日公演の様子は今でもよく覚えています。オープニング・アクトを務めたグループは全く聴いたことがない不思議なサウンドでした。ワールド・ミュージックという言葉は飛び交うようになっていましたが、ザンジバルの音楽といわれても想像もつかない時代でした。アフリカというよりアラブやインドの音楽の要素があり、ヨーロッパ的な響きもあって、何とも優雅でやや古風な感じもしました。それが昔から行われてきた貿易の歴史のごく自然な結果であることを知ったとき、深く頷いたものでした。赤道直下の場所ならではのゆったりした雰囲気は、地球温暖化がいよいよ怖くなってきた今の日本でも夏にぴったりの音でしょう。16年ぶりに彼らの音楽を再びライヴで聴くのはとても楽しみです。
ピーター・バラカン

アルバム
<来日記念盤>
カルチャー・ミュージカル・クラブ
『ザンジバルのバラの香り』

解説:松山晋也、富永智津子(宮城学院女子大学教授)
歌詞対訳付
日本盤ボーナス・トラックとして、ビ・キドゥデ参加曲を追加!
2007年4月22日発売
税込2,520円(税抜2,400円)
VIVO-232 発売元:プランクトン

ビ・キドゥデ
『ザンジバル音楽の記念碑』
世界最高齢ターラブの女性歌手、ビ・キドゥデの最新作。2005年WOMEXワールドミュージックアワードを受賞した記念盤。

税込2,625円
AFPCD-36316

発売元:オルターポップ