踊るケルト
踊るケルト

音楽と並んで、ケルト圏を代表する文化といえばダンス!
そもそもケルト音楽はダンスのための舞曲が多く、踊りと音楽は切っても切れない関係です。
足だけを使った「ステップダンス」が特徴で、アイリッシュ・ダンスのプロジェクト「リバーダンス」は世界的な人気を博しています。
また、競技やショーの性質の強いステップダンスとは別に、「ケーリー」というフォークダンスのようなソーシャル(社交)ダンス・サロンの文化があり、近年日本でも大学のサークルなどを中心にその輪が広がっています。



ステップダンス


アイリッシュ・ダンス

あらゆるケルトのステップダンスの起源とも言われ、「リバーダンス」や映画「タイタニック」でも有名なステップダンス。基本的に上半身や腕は動かさず、足のみを使って踊るスタイルだが、これはイギリスがアイルランド伝統音楽の演奏を禁じていた時代に、窓から見られてもわからないように足でリズムを取って伝承していたことが発祥と言われている。
ソロ・ダンスには最古のスタイルである「シャーンノス」、18世紀後半からダンシング・マスターと呼ばれる師範によって広められた「オールド・スタイル」、そして競技やショーで華やかに踊られる「モダン・スタイル」がある。

世界を魅了するアイリッシュ・ダンス・エンターテインメント
目にも止まらぬ足さばき、一糸乱れぬ群舞で世界を魅了するショーの数々!



リバーダンス

1994年のユーロビジョン・ソング・コンテストでアイルランドが披露したパフォーマンスが元となって生まれたアイリッシュ・ダンス・ショーで、世界中で一世を風靡した。






トリニティ・アイリッシュ・ダンス

アメリカのシカゴで創設されたアイリッシュ・ダンス・カンパニー。世界ツアーは各地でソールド・アウトとなり、定期的な来日公演も行っている。






ラグース

  アイルランドのアラン島イニシュモアで発足したアイリッシュ・エンターテインメント・ショー。






カナディアン・ステップダンス

アイルランドと並んでステップダンス文化が盛んな国が、実はカナダ。アイルランドやスコットランドからの移民がカナダに大量に流れ込んだ19世紀初頭、過酷な労働環境を生き抜くための娯楽として独自に発展したと言われている。そのため、アイリッシュ・ダンスよりエネルギッシュで、上半身や腕も動かして踊るスタイルが多い。
森林開拓民によって発展したオタワ・ヴァレー・スタイル、フランス系移民の多いケベックのフレンチ・カナディアン・スタイル、そしてスコットランド色の強いノヴァ・スコシアのケープ・ブレトン・スタイルなどがある。

ザ・ステップクルー

  オタワ・ヴァレー・ステップダンス、アイリッシュダンス、そしてアメリカで発達したタップダンスを取り入れた新しいステップダンス・ショー。群舞がメインの多くのアイリッシュダンス・ショーと異なり、6人のダンサー全員がプリンシパル級のトップ・ダンサーで、それぞれのソロや個性を活かしたコンセプトが特徴。






ケーリー(Céili)

アイルランドのセット・ダンスやケーリー・ダンスといったグループ・ダンスを行うダンス・パーティーのこと。フォークダンスのようにみんなでわいわいと踊られる社交場で、ケルトの和の広がりや地域のコミュニティの魅力に溢れた文化だ。 なお、社交場としてのパーティーを総称して「ケーリー」と呼び、そこで踊られる複数のカップルが踊るダンス・スタイルを「ケーリー・ダンス」と呼んで区別される。
ケーリーの伴奏のための音楽を演奏するグループは「ケーリー・バンド」と呼ばれる。

ケーリーの様子







アイリッシュ・ダンスの最新進化型
デヴィッド・ギーニー



近年では、伝統を受け継ぎながらも、新たな技や感性を持ちこんでよりモダンでコンテンポラリーなスタイルの創作ダンスを発信する革新者たちもいる。
デヴィッド・ギーニーは、5回のワールド・チャンピオンに輝いているそんなスーパー・ダンサーの筆頭で、リバーダンスやラグースなどのプロジェクトにはあえて属さず、インディペンデントながらもブロードウェイで自身のショーをヒットさせるなど目覚ましい活躍を見せている。

David Geaney DVD trailer


Velocity (デヴィッド・ギーニーのブロードウェイ・プロジェクト)







アイリッシュ・ダンスを体験してみたい方へ!

CCE Japan

https://comhaltas.jp



Toyota Ceilie Band

http://toyota-ceiliband.com



Taka Hayashi Irish Dance Academy

http://irishdance.jp/class/class.html