Taraf De Haidouks
タラフ・ドゥ・ハイドゥークス来日公演2000

天然野生美と哀愁味溢れる、歌とアンサンブル。
クロノス・カルテットから、ジョニー・デップまで、世界中のアーティストから絶賛の嵐!!
20〜70代のルーマニアン・ジプシー13名からなる、
"義賊楽団"を名乗るジプシー・バンドの真打ち、待望の日本初上陸 ! !

2001年来日公演の様子はこちら

「タラフ・ドゥ・ハイドゥークス 単独公演」

TOKYO
2000/5/20(土)青山CAY
2000/5/23(月)武蔵野文化会館

OSAKA
2000/5/18(木)心斎橋クラブクアトロ

-アルタン祭りにも出演-
「アルタン祭り」5/21 日比谷野外音楽堂
「アルタン祭り〜前夜祭」5/20 青山CAY

来日記念パンフレット
通信販売のお知らせ


♪ミニ・レポート♪

タラフ・ドゥ・ハイドゥークスは嵐のようにやってきた、まさに義賊楽団だった。ルーマニアのクレジヤニ村からブカレスト→ベルギー→ロンドンを経て日本へ到着。途中、ベルギーのブリュッセル空港でストに合い、ロンドンで一泊足止めとなり、到着したのは大阪公演当日の午後遅くだった。
関西空港に現れたタラフの面々。誰もがタラフとひと目で分かる様相。ケースに入れることなく、肩から楽器を抱えているのに唖然。もっと驚いたことに、税関を通り抜けたとたん、アコーディオン合奏がはじまった。丸二日かかって旅をしてきたとは思えない元気な一団だった。その日の大阪クアトロ公演の盛り上がりからはじまり、ヨウジ・ヤマモトの衣装を身につけた青山CAY、前夜祭、アルタン祭りの野音、武蔵野文化会館と、彼らが行く先々陽気に最高の賑わいをみせた。バスの中、電車の中、空港、ホテル、レストランとどこにいても演奏するタラフ。まるで鈴をつけた猫のように、どこにいても「あ、タラフがいる」と分かる。朝は連日ホテルでジプシー・ミュージックがBGMとなり、夜はホテルのフロント・マンまで巻き込んで宴が続いたらしい。
やれやれ、5月23日、無事成田を出発した。もちろん成田でもヴァイオリンやアコーディオンが空港中に響き渡ったのは言うまでもない。24時間音楽まみれの、狂気のone weekでした。

「タラフ・ドゥ・ハイドゥークスはぼくの新しい恋人」

 音楽は耳をすましてきいてみないとわからない。友だちも、つきあってみないとわからない。昔からの、長いつきあいの友だちとはなすのもむろん楽しいが、古いつきあいの友だちとの会話に新鮮な驚きを期待するのは難しい。
 タラフ・ドゥ・ハイドゥークスの音楽はぼくにとって、つきあいはじめてまだ間もない新しい恋人である。きいた途端、その生命力にとんで新鮮な、心を揺さぶる音楽に恋をして、ここ数カ月、毎日でも会わずにいられなくなる恋愛中のふたりさながらの気持で彼らのアルバムをききつづけている。
 新しい友だちがぼくの視界を広げてくれるのと同じで、あらたに知った音楽の輝きがぼくらききての感性をしなやかにしてくれる。CDの上でのつきあいにとどまると思っていたタラフ・ドゥ・ハイドゥークスの音楽に、近々、じかにふれる機会が訪れると知って、今、ぼくはデートを前にした少年のような気持でいる。

黒田 恭一


from Paris Men's Collection Yohji Yamamoto pour Homme A/W 1999-2000

●ファッション界もジプシーに注目!!

99年1月、ヨウジ・ヤマモトのパリ・コレクションに出演したタラフ。5/20(土)CAYではその衣装でスタイリッシュに登場し、白熱のライヴをみせた。