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Suar Agung スアール・アグン 来日公演2016 〜祝祭の音楽 ジェゴグ・大地の響き〜


【紹介動画】

 公演日程
■東京公演
10月2日(日)
めぐろパーシモンホール 大ホール
開場16:15/開演17:00〜終演予定19:00

★ロビーにて、バリ島のお食事・ドリンク、雑貨販売などもあります!
★CDご購入のお客様対象、終演後サイン会開催!

【当日券あり】
小ホール窓口 12:30〜15:30
大ホール窓口 16:00〜
当日券:S席6300円/A席5300円


【小ホール企画】
※同日の大ホール「スアール・アグン」公演チケットをお持ちの方が対象の企画です。このイベントのみのご購入/ご入場はできませんのでご了承ください。

13:15〜14:00(開場12:45)
「バリヨガ体験」
講師:小谷野哲郎
完売。当日券の販売はありません。

★入替制。
ロビーにて飲食、雑貨販売あり。

15:00〜16:00(開場14:30)
「ガムランと影絵」
出演:川村亘平斎と濱元智行 from 滞空時間
料金:500円
前売り座席数分は終了しました。当日券は立見のみ、開演5分前から場内の様子をみて販売予定です。


9月22日(木・祝)
福島・いわき芸術文化会館アリオス 中劇場

9月24日(土)
岐阜・サラマンカホール

9月25日(日)
愛知・豊田市コンサートホール

9月27日(火)
宮城・仙南芸術文化センター えずこホール

9月29日(木)
福井県立音楽堂 ハーモニーホールふくい

10月1日(土)
静岡音楽館 AOI
チケット:売り切れ


【アルバム】CDはコンサート会場でも販売します

『スアール・アグンのジェゴッグ』
CD2枚組

『スアール・アグンのジョゲッド・ブンブン』


今、甦る巨大竹楽器、魂を揺さぶる祈りと大地の響き
スアール・アグン


◆スアール・アグンとは
1971年、バリ西部のサンカルアグン村を本拠地に、イ・クトゥッ・スウェントラ氏によって結成されたジェゴグのグループ。スアール・アグンとは「偉大な光」を意味する。ジェゴグは、オランダの植民地統治時代に竹が武器になるという理由で禁止され、第二次大戦、独立戦争の動乱期を経るうち途絶えていた。スアール・アグンは、そのジェゴグを見事に復興させ、海外で数多くの公演を行い、世界的に有名にした。2006年にインドネシア政府より文化貢献賞を授与された。

◆ジェゴグとは
ジェゴグとは、バリ島西部ヌガラ地方のみに伝わる、巨大(長さ3m、直径20cm以上)な竹製の打楽器。または竹製の打楽器によるガムラン(インドネシアの伝統音楽)のこと。もともとは「深い」というインドネシアの言葉に由来しており、この地にしかない巨大竹で出来ている。宗教的な意味を持つ4音階のみで構成されており、そのアンサンブルは「大地の響き」とも評され、まるで地面がうねっているような桁外れの音圧と陶酔のサウンドを聴かせる。2組に分かれたジェゴグが、競うように演奏するのがムバルンという奏法であり、大きな見所!片方のジェゴグが演奏している途中から、もう一組が違うリズム、メロディをぶつけてきて、やがてそれらは強烈な音の波動となっていく。一体化し、ぶつかりあう音の塊に魂が奪われる!



◆ジェゴグの歴史
オランダ植民地時代から、竹槍になるということで、長らく禁止されていたジェゴグ。1945年のインドネシア独立宣言後も、オランダとの戦闘は続き、これを恐れた人々は長らくジェゴグを演奏することは無かった。 ジェゴグは一旦途絶えた音楽なのだ。 70年代、舞踊団の一員としてオランダを訪れたスウェントラ氏は博物館でジェゴグと出会う。それは父の話していた楽器であり、初めて聞いたジェゴグの音に感動した。 やがて父からジェゴグを譲られたスウェントラ氏は、あちこちの村の長老達に教えを請い、ジュンブラナ県の音楽として復活させる運動をはじめた。 村人の娯楽として広まっていったジェゴグは、今や80もの団体が活動するまでになり、バリを代表する音楽の一つとなっている。 インドネシアの音楽は基本的に5音階だが、ジェゴグは4音階。神の祈りである4音と演奏者の心が一体となることで音楽となり、演奏は祈りとなる。
◆祈りと芸能の島、バリ島




ジェゴグ!すごいよー。
坂本龍一(Twitter 2010.8.4付)より




演奏者は凄いヴァイブレーションで失神する。
観客もそのヴァイブレーションで失神する。
それ程、凄い演奏です。
でも、その全てが平和で純粋な調和です。
ゴンザレス三上(ゴンチチ)




ガムランというと、ゴングや鉄琴などを多用したメタリックな音色が特徴的というイメージがあるが、竹製のジェゴグを中心としたスアール・アグンの演奏は、もっとプリミティヴでオーガニック。
涼しげな音色でありながらも、演奏者自身がトランス状態に陥ってしまうこともあるという激しさを併せ持った世界唯一の“竹のオーケストラ”による超ポリリズミックなグルーヴは、その音のうねりによって聴く者をすべてをバリ島の密林の奥深くへと誘ってしまうはずだ。
吉本秀純(音楽ライター)

20年前バリ島で、二つの村の楽団が
演奏バトルする最中、
次々に失神する演奏者を
目の当たりにした時の衝撃!
今でも昨日のことのように思い出します。
チチ松村(ゴンチチ)




軽快な竹のリズムと共に、低い唸りが地面を這いだした。この圧倒的な重低音は耳で聴く音のスタイルを拒否し、体の芯からこちらの揺さぶりが始めた。
波のように寄せ返す音に包まれていると、私は地球の引力からも解き放たれ、夜空に吸い込まれそうになっていた。
中里和人(『旅の手帖』1994年4月号)




この凄さを何と説明したらいいのだろう。初めて体験したスアール・アグンのジェゴグは、そりゃもう強烈なもので、しばらくはその音のほてりが体から離れなかった。その音自体が全くこれまで体験したことのない種類のものだったから。音を聴くというより、まさに体で感じるといった方が近い。空気の振動が直接からだ全体を包み込むような感触で、自分の胴体が共鳴しているような気分だった。そして、普段全然意識しないで暮らしている空気というものが、その音に充たされることによって、何というか、凄く質量感のあるものに思われた。ああ、ここにも神様が宿っているのだなあ、と、大袈裟に言えばそんな感じ。
最低音域の“ジェゴグ”が何とも凄いもので、大体、我々日本人が考える竹のイメージをはるかに越えた太いもの。そして、そこから出てくる低音が、“竹からなんでこんな音がでるの!?”と言いたくなるような超重低音なのだ。
小出斉(ミュージック・マガジン1992年5月号)



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