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ケルティック 能『鷹姫』とは?
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出演者
『鷹姫』あらすじ
『鷹姫』発展の歴史
梅若玄祥と『鷹姫』
ケルティック・コーラス アヌーナについて
原作者W.B.イェイツについて
応援コメント
日本とケルト
能の世界的な影響
会場案内

ケルティック 能『鷹姫』配役

<能>
◆鷹姫(シテ方)
 梅若玄祥(能楽観世流シテ方 人間国宝)
◆老人(シテ方):観世喜正
◆空賦麟(狂言方):山本則重
◆囃子方
 笛 : 藤田六郎兵衛
 小鼓 : 大倉源次郎
 大鼓 : 亀井広忠
 太鼓 : 林雄一郎
◆後見
 小田切康陽
 永島充
◆岩(地謡/コロス)
 山崎正道
 馬野正基
 角当直隆
 坂真太郎
 松山隆之
 谷本健吾
 川口晃平
 御厨誠吾
 山本則秀
 山本凜太郎

<ケルティック・コーラス>アヌーナ
◆男性シンガー
Michael McGlynn マイケル・マクグリン
Francis Flood フランシス・フラッド
Nick Stoppel ニック・ストッペル
Sam Kreidenweis サム・クライデンワイス
Donal Kearney ドーナル・キラーニー
Zachary Trouton ザカリー・トルートン
Jan Kuhar ヤン・クハール

◆女性シンガー
Dominique Cunningham ドミニク・カニンガム
Miriam Blennerhassett ミリアム・ブレナハセット
Andrea Delaney アンドレア・デラニー
Rachel Thompson レイチェル・トンプソン
Sara Di Bella サラ・ディ・ベラ
Hannah Traynor ハンナ・トレイナー








※太鼓方は都合により観世元伯から林雄一郎へ変更となります。ご了承ください。
(2017.1.15)



出演者プロフィール



梅若能楽学院会館
http://umewakanoh.exblog.jp/
◆梅若玄祥(能楽観世流シテ方 人間国宝)
梅若六郎家当代、日本芸術院会員。 重要無形文化財各個認定(人間国宝)保持者。現在、人気、実力ともに第一人者として活躍.。廃絶された能の復曲、新作能の上演も積極的に携わり、様々な演出を試みるなど、今日に生きる古典芸能としての能を支えているとともに、海外への能の紹介にも意欲的で、海外初の能面・装束の展覧会を開いたほか、アメリカ、フランス、オランダ、ロシアでも公演。ホール能の先駆者的存在でもある。また、能楽界のみならず国内外の様々な分野の芸術家達に、「幸運にも今、我々が目にすることが出来る人類の宝」の一人として崇拝され常に注目されている。
自身の曽祖父・初代梅若実に端を発する西洋との繋がりを象徴する演目『鷹姫』に関しては思い入れの強い演目と語っており、2004年、2009年、2012年に演じているほか、2010年にはバレエのヤンヤン・タン、ダンスの森山開次らと新作能楽舞踏劇『鷹の井戸』として発表した。

▼詳しい紹介はこちら
http://plankton.co.jp/takahime/umewaka.html

<本人コメント>

 鷹 姫 〜〜 現代に於ける新作能の原点 〜〜

 現代に於ける“新作能”の原点である『 鷹 姫 』は、昭和30年代衝撃的な形で誕生した。古典の能を踏まえ、能の未来を予感させた作品であった。それは650余年能を支えてきた核のもと創られ、また未来を暗示させる能であった。

地謡をコロスと位置づけ全体を支配するものとして登場させる等の演出は、その当時斬新であった。

 戯曲「鷹の井戸」の原作者であるアイルランドの詩人・劇作家イェイツと私の曽祖父・初代 梅若 実のフェノロサを通じての所縁(ゆかり)もあり、私自身現在に至るまで様々な形式で『鷹姫』を上演してきたが、今回イェイツの故郷・アイルランドのケルティック・コーラス・グループ アヌーナと創る新たなケルティック 能『 鷹 姫 』は、どのような作品に仕上がるか、期待をもって挑む所存である。


梅 若 玄 祥







ANUNA Official Site
http://www.anuna.ie/

日本語ページ
http://plankton.co.jp/anuna/
◆アヌーナ(ケルティック・コーラス)
「中世アイルランドの音楽を現代に甦らせる」というコンセプトのもと、1987年にダブリンの作曲家マイケル・マクグリンによって結成された男女混声の合唱団。世界的に人気を博した『リバーダンス』に、1994年の初演をはじめワールド・ツアーにも参加したことで注目されて以来、アイルランドを代表するグループのひとつとして現在まで高い評価を得ている。現在は12〜15名の若きシンガーを中心に編成されている。
リーダーのマイケルは元国文学研究者であり、ケルト神話やイェイツへの造詣も深く、イェイツの詩にメロディをつけた楽曲もレパートリーにしている。これまで5回の来日ツアーを果たし、イェイツ同様、日本とケルトの共通性に着目している。2014年のツアーでは、その試みとしていけばなの草月流とコラボレーションを行ったほか、日本の古謡「さくら さくら」やジブリ作品テーマ曲「もののけ姫」をケルトならではの解釈で披露した。

▼詳しい紹介はこちら
http://plankton.co.jp/takahime/anuna.html





◆マイケル・マクグリン(音楽ディレクター)
アヌーナのリーダー兼音楽ディレクター。
アヌーナのすべての楽曲のアレンジやステージ・ディレクション、作詞作曲も行い、自身も優れたシンガーである。指導者としても世界的な権威であり、世界各地でワークショップやセミナーを開催し、声楽や合唱の国際コンクール、大学の講義などにも招かれている。
大学時代はアイルランド国文学を研究しており、ケルト神話やイェイツへの造詣が深い。また、兼ねてより日本文化にケルト文化との精神的な共通点を見ており、日本の伝統芸能や美意識に対する強い興味と理解を持っている。

<本人コメント>

 W.B. イェイツは、私が物心つくかつかない頃から大きな存在でした。彼は、彼の愛した美しいアイルランドの風土や文化に、深く光をあてました。私の過去30年に渡る作曲家としての旅は、「アヌーナ」の声を用い、その太古のアイルランドの美に対する自分なりの応えを探求する旅でした。

 今回の作曲は、途方もない作業です。能は古来からの力強い様式であり、この作品においては梅若玄祥師が主軸である「鷹」を演じます。これに対しアヌーナは、イェイツの言葉と、アイルランドの古い言語、そして日本語を組み合わせて歌うことになります。アヌーナはこの演目の雰囲気を深く包み込んでいる「精霊の世界」を表現するのです。

 初めて梅若玄祥師に会ったとき、私は今回の仕事がいかに意義深いものであるかを改めて実感しました。彼の天性の穏やかさやアーティスト性は、今取り組んでいる作曲に強い影響を及ぼしています。

 その音楽は精霊や自然の世界を表現し、物語の持つ深い人間性を包み込むでしょう。
今回の仕事は、私にとってこれまでにない素晴らしい栄誉です。


マイケル・マクグリン






<STAFF>

プロデューサー:川島恵子(プランクトン)
アシスタント・プロデューサー:是松渓太(プランクトン)
能マネージメント:西尾智子(ダンスウエスト)
舞台監督:串本和也(RYU)
照明:高田政義(RYU)
サウンド・エンジニア:ブライアン・マスターソン
音響:田中裕一(サウンドウェッジ)
オブジェ製作:いけばな 草月流
字幕:スタンス・カンパニー


草月流