「地球の躍動」公演概要 作品「Theory of the Earth」 出演者紹介/コメント チケット 関連イベント

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特別公演「Theory of the Earth」記念イベントのトーク内容抜粋レポートを掲載しました!
「intoxicate」(2020年2月号)、WEBマガジン「Mikiki」に記事掲載
作曲家、光田康典氏からコメントをいただきました!
新作アルバム『ナチュラル・ソングブック』のアナログ盤も発売中!
直近の『100チェロ』イタリア公演の様子が見られます!
ソッリマが、フランク・ザッパの楽曲を演奏!
ソッリマがトリノ・バレエ劇団の依頼で制作した『カラヴァッジョ』の日本盤発売決定!!
「地球の躍動」公演に寄せて野澤徹也氏(三味線)、ユキ・モリモト氏(指揮)、西潟昭子氏(三味線)よりコメントをいただきました!!大変興味深く充実した内容です。ぜひご覧ください!



ジョヴァンニ・ソッリマ
特別公演2020「地球の躍動」


チェロと三味線、オーケストラのための超大傑作、
ソッリマ作「Theory of the Earth」、奇跡の再演!



東洋も西洋もない「地球の音楽」
チェロという楽器からあれほどの音楽とエネルギーが放射されるのか!と、多くのオーディエンスが驚いた2019年夏。その感動が再び東京で味わえるとは、なんと幸せなことだろうか。その舞台となるのは「100チェロ」の興奮が記憶に新しいすみだトリフォニーホール。2020年5月の来日公演では圧倒的なソロ・パフォーマンスに加え、なんと邦楽器の三味線とヨーロッパ音楽の豊かな歴史を築いてきたオーケストラとの出会いを演出したコンチェルトが披露される。(いわゆる現代音楽シーンの)作曲家としても高く評価されるソッリマが三味線奏者の西潟昭子より委嘱され、2005年に東京で初演された「Theory of the earth(地球の理論)」は、霊峰・富士山とソッリマの故郷であるシチリア島のエトナ火山をモティーフに、原始時代からの胎動や生命のエネルギー、古代神話や宗教的な刻印、人間と自然の共生などを描くサウンド・パノラマだ。
オーケストラが途絶えることのない時の歩みを描き、三味線のひと節、ひと打ちが地球や人間の足跡を刻んでいくようなこの曲。単に「東洋と西洋の邂逅」という言葉で片付けるべきではなく、東洋も西洋もない「地球の音楽」なのかもしれない。チェロと一体化して音楽を発信するパフォーマーとしてのソッリマ、理知的に楽譜へと音符を書き付ける作曲家としてのソッリマ。
2020年初夏、あなたは新しい彼の魂と出会う。
オヤマダアツシ



■公演概要

5/11(月)すみだトリフォニーホール 大ホール
19:00開演(18:15開場)
料金(税込)全席指定6,000円/中学生以下 3,000円
※当日券 500円増し ※未就学児の入場はご遠慮ください。
※すみだ区割(区在住在勤在学)は1割引(前売りのみ・トリフォニーホールチケットセンターのみ取り扱い)

〈出演〉
ジョヴァンニ・ソッリマ(チェロ)
野澤徹也(三味線)
ユキ・モリモト(森本 恭正)(指揮)
洗足学園ストリングオーケストラ

第一部: ソロ・パフォーマンス
チェロよ、心ゆくまで歌え。
古楽・バロックを始め、民族音楽、ロック、自作曲など、音楽の歴史と世界の土地を自在に旅するソッリマのチェロ極め付けソロ・パフォーマンス。
予定演奏曲目: ナチュラル・ソングブック(ソッリマ)/ ラメンタチオ(ソッリマ) / 無伴奏チェロ組曲(バッハ) / ファンダンゴ(ボッケリーニ) / カプリス・ド・シャコンヌ(コルベッタ) / ハレルヤ(レナード・コーエン) ほか

第二部:Theory of the Earth
〜チェロと三味線とオーケストラのための〜(ジョヴァンニ・ソッリマ作曲)
三味線には新進気鋭、超絶技巧をほこる野澤徹也、今回の為に特別に編成された洗足学園ストリングオーケストラ、そして、ウィーン在住の名指揮者、ユキ・モリモトを迎え、ソッリマの世界観を壮大なスケールで披露する40分の大作。


■チケット

プランクトン:チケット発売中
WEB予約: http://plankton.co.jp/ticket.html
電話予約: 03-3498-2881(平日11時〜19時)
座席図

※チケット送料無料(国内のみ)
※お支払は、クレジットカード、振り込みから選べます。
※希望の座席位置は備考欄へ第3希望までご記入ください。希望席に人気が集中した場合は抽選となります。
※チケットはご入金から2週間以内に郵送いたします。

<座席について>
●希望の座席について記載がなかった場合は、弊社が良席と判断した場所を予約日順にご用意いたします。
●配券は受付日24時間ごとの抽選扱いです。同日のご注文について受付方法・時間による差はございませんので、ご都合の良い方法でお申し込みください。
●枚数制限はございませんが、5枚以上のお申し込みは席が離れる場合がございます。
●座席の位置がわかるのは配送時になります。
●車いす、視覚障がい、お子様についてのご相談などは備考欄にご記入ください。予約確認のメールを差し上げる際にお返事いたします。
●詳しいご希望・ご質問がある場合は、Eメール order@plankton.co.jp、または、電話(03-3498-2881)へお問合せください。


チケット一般発売 2020年 2月1日(土)
トリフォニーホールチケットセンター03-5608-1212(10〜18時)https://www.triphony.com
チケットぴあ https://pia.jp/ 0570-02-9999 (Pコード:171-024)(セブンイレブンでも購入可能)
イープラス https://eplus.jp/ (ファミリーマートでも購入可能)


問:地球音楽プロジェクト実行委員会 03-3498-2838(平日11〜19時)






■作品「Theory of the Earth」

和楽器三味線の魅力が最大限に発揮され、チェロがうなり、オーケストラが競演、融合一体化したソッリマの大作。
元々、本作品は2005年に三味線奏者の西潟昭子より委嘱されたもの。今回、満を持して、再アレンジして再演される。
ソッリマは本作品に取り組むにあたり、世界一美しいと言われる富士山、そして、故郷シチリアのヨーロッパ最大の活火山、エトナ山に想いを馳せ、天空にそびえる2つの火山と地球の活力を壮大に描いた。和と洋がせめぎあい、競い合い、エトナ山にまつわる多くの神話や伝説がまるでオペラのような映像的、ドラマティックな音群で想起されるこの傑作はまさに“地球の音楽”と言える。
楽曲タイトルはスコットランドの地質学者ジェイムズ・ハットンの著書から触発された。



曲目解説

 これまでサンプリングされた三味線音源を使ったことしかなかった私は、西潟昭子さんから三味線のための作品を書くように頼まれた時、三味線の新しいサウンドやフィーリングに冒険的に取り組む可能性への興奮と、西洋の楽器とはかなり異なり日本の伝統と強く結びついているこの楽器との初めての出会いへの恐れを感じました。ただ同じ弦楽器であるチェロを弾いていること、シタールを何年か前に学んだこと、あるいはまた子どものような好奇心のために、三味線には親しみを同時に感じました。
 昨年(2004年当時)東京でお会いした折、西潟さんは三味線の生の演奏を聴かせてくれたあとで、竹内敏信さんの美しい富士山の写真集を見せて下さいました。そこには幻想的な神話、様々な光と影、魔法のような物語、花々や木々などが様々な角度から描かれていて、それを見ながら私は、三味線を取り巻く弦楽器群のイメージを感じ取りました。
 今年(2005年)の4月、より深くこの作品について考えはじめた私は、やがて私の住むシシリー島に近い、嵐の吹き荒れる小さな火山の孤島を思い描きました。そして私の中に嵐が吹き始めました。
 「セオリー・オブ・ジ・アース」は、地球上の陸地の創生について記した、スコットランドの地質学者ジェイムズ・ハットン(1726-1797)の著作に触発された題名です。しかし作曲においては、二つの火山…富士山とエトナ…と、そこで営なわれて来た儀式、宗教、人々、物語、神話などに焦点を当てています。ただ、人間、動物、エネルギーと火山との抽象的な関連性によって、各楽章は題名を持たずにそれらを表現しています。
 この作品は、原始的な要素と遅い部分を持つ4つの楽章が、それぞれ互いに強く関連付けられている協奏曲です。時折遠心力を持つ球形の構造形態には、流動的な木の形態をも感じられるかもしれません。非常に原始的な作品であると感じていますが、「非常に原始的であること」によって、私のこの作品は生まれたのです。

ジョヴァンニ・ソッリマ
(『邦楽演奏家 BEST TAKE 西潟昭子V 三味線とオーケストラの出会い』ライナーより)



〜ジョヴァンニ・ソッリマ特別公演2020「地球の躍動」に寄せて〜

CDアルバム「アローン」で作曲家ジョヴァンニ・ソッリマの存在を知り、その音楽世界にすっかり魅了された私は、当時企画を進めていたオーケストラと三絃との協奏曲コンサートの新作コンチェルトを彼に委嘱することに決めた。何でもすぐにやるのが私の流儀だ。LINEもFACEBOOKもない時代、ようやくイタリアとのやりとりを終えた2004年、ソッリマが盟友ブルネロと共に「東京の夏」コンサートに出演した。二人はチェロの往年の名手ヤニグロの兄弟弟子だ。その折に私の夫竹内敏信が撮影した富士山の写真を見たソッリマは、その美しい山姿と故郷のエトナ山をイメージして、三絃とチェロのダブルコンチェルト「Theory of the Earth」を書き上げた。この新作は私と彼との協演で、東京芸術劇場で初演された。チェリストとしてのソッリマは、“型破り”などの言葉では形容出来ない、“演奏とは自由であること”を身を持って示し続ける唯一無二の表現者だ。今回の再演は、私の愛弟子であり、別格の演奏テクニックで現代の三絃をリードする野澤徹也が遂にソッリマと協演する。作品の生みの親として、客席からこの二人の最高の演奏を見届けたいと願っている。

西潟昭子

三絃(三味線)の魅力は、いわゆる西洋音楽的な美しさの対極にあります。最も重要なのはサワリで、澄み切った音色にわざわざ付加するこの微細なノイズが、この楽器が三絃であることを証明しています。また叩き付けて弾く撥は、三絃が正確な音程を持った打楽器でもあることも示しています。たった一音で江戸の夕闇へとリスナーを誘い、阿波踊りの熱狂をも演出する。究極の繊細さと圧倒的なダイナミズムを合わせ持つ三絃と、チェロの常識を遥かに打ち破り続けるソッリマとの今回のダブルコンチェルトを、是非ともご体験下さい。

野澤徹也



主催:地球音楽プロジェクト実行委員会
共催:(公財)墨田区文化振興財団(すみだトリフォニーホール指定管理者)
後援:イタリア大使館、イタリア文化会館、(公財)日本伝統文化振興財団、(有)邦楽ジャーナル
協力:西潟昭子(洗足学園音楽大学 名誉教授)、(株)TAフォト&サウンドオフィス、アリタリア-イタリア航空
ワーナーミュージック・ジャパン、(株)アイ・イメージング・フラッグ、洗足学園音楽大学 現代邦楽研究所、弦楽器雑誌「サラサーテ」
招聘・制作協力:プランクトン














(株)プランクトン 150-0001 東京都渋谷区神宮前5-28-10-1F Tel.03-3498-2881 info@plankton.co.jp