●Chamber Music(チェンバー・ミュージック)
バラケ・シソコによる楽曲。「室内楽」という意味で、シソコ&セガールのアルバムのタイトル曲にもなっている。もともとはマンディンカ族(西アフリカに広く住んでいる民族)の皇帝にしてマリ帝国の創始者であるスンジャータ・ケイタにまつわる曲。スンジャータ・ケイタは、マンサ(マンディンカ族の言葉で「王の中の王」を意味する)の称号を冠した最初の人物であり、その功績は系譜・生い立ち・功績はグリオにより代々語りつがれている。この楽曲はトラッドのメロディをベースにしているが、まったくの別物。マリの優れたミュージシャンはみなトラッドを独自の解釈で演奏する文化があり、その文化はブルースにも通じるものがある。
●Balazando (バラザンド〜バオバブ)
タイトルはマリの言葉で「バオバブ」という、アフリカに生殖する世界最大と言われる植物を意味している。アフリカ人にとってバオバブは生活に深く根ざした親しみ深い植物であり、アフリカ諸国では食用や薬などさまざまに活用され、親しまれている。ベースとなっているのは北アフリカの伝統曲。シソコの楽曲。
●Niandou (ニアンドウ)
シソコの楽曲。西アフリカのマンディンカ族が住む町の名前。これも元はトラディショナルだが、有名なフレーズを用いながらもまったく別のアレンジに仕上げている。
●Houdesti (ウデスティ)
「ウデスティ」とは、ギリシャのクレタ島に存在する村の名前。その土地の音楽にインスパイアされたシソコが作曲した。シソコはクレタの伝統楽器リラ奏者ロス・ダリーの企画したフェスティバルに参加した際にクレタ島を訪れ、その島の持つスピリットにいたく感銘を受けたという。アルバム「チェンバー・ミュージック〜コラとチェロとの室内楽」に収録。
●Ma-Ma fc (“マ・マ”FC)
シソコ&セガールのサッカー好きの息子達のために作られた、セガールによる楽曲。”Ma-Ma FC”とは、シソコの息子Mamadouとセガールの息子Marinという2つの”Ma”によるFootball Clubという意味。アルバム「チェンバー・ミュージック〜コラとチェロとの室内楽」に収録。
●Halinkata Djoube(さあ、音楽の旅を始めよう!)
シソコによる楽曲。Halinkataはマリのバンバラ族の言葉であるAnkataと同義で、英語でいう「レッツ・ゴー!」の意を表す言葉。ここでは「音楽の旅へ出かけよう」といったニュアンスも含まれている。アルバム「チェンバー・ミュージック〜コラとチェロとの室内楽」に収録。
●Oscarine (オスカリーナ)
セガールによる楽曲。オスカリーナとは、奇麗なドレスを身にまとった女の子の名前。きらびやかな衣装で自分自身を変身させたいという、子供遊びの素晴らしい想像の世界を表現した楽曲。その内容通り、非常に色彩豊かな楽曲である。アルバム「チェンバー・ミュージック〜コラとチェロとの室内楽」に収録。
●Histoire de Molly(モリーの物語)
セガール作曲。恋人を待ち続け、嘆き悲しむブルターニュの若い女性の物語。アルバム「チェンバー・ミュージック〜コラとチェロとの室内楽」に収録。
●Handarezo (ハンダレーゾ)
シソコの楽曲。もともとこの曲は2つの異なる音楽に誘発されて生まれたもの。最初のパートは「ンゴニ」というコラとはまた別の伝統楽器によって奏でられる、Wassoulou(マリ、ギニア、コートジボワールに跨がる歴史区域)の狩猟民族の音楽から来ている。その音楽はコラの音楽よりもワイルドでカントリー・ブルース的である。二つ目のパートは砂漠の伝統音楽で、シソコのソロ・アルバムにも参加している歌手カデール・バリーのスタイルに誘発されたもの。アルバム「チェンバー・ミュージック」にも「カデール・バリーに捧ぐ」という楽曲が収録されている。シソコの2005年のソロ・アルバム”Tomora”に収録されている。
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