アイルランド西端、イニシュモア島の北に位置するイニシュボフィン島（パブ1軒/ホテル2軒/人口100人!）出身で、元煉瓦職人。高齢をものともせず元気いっぱいで超人気者。シャロン・シャノンの『ダイアモンド・マウンテン・セッションズ』（2000）に参加し、人間味溢れるデコボコ・ヴォーカルを聴かせ、一気にダブリン、全英、全米で大ブレイク!! 70歳にして、シャロン・シャノン＆ザ・ウッドチョッパーズ、ドーナル・ラニー、トレヴァー・ハッチンソン（ルナサ）ら超豪華アーティストの全面サポートを得て、傑作1stソロ・アルバム『パウンド・ロード』をリリース。ますます絶好調のアイルランドの登川誠仁こと、デジー・オハロラン、「アルタン祭り」にシャロン・シャノンと共に初来日。

デジー・オハロラン『パウンド・ロード』

　シャロン・シャノン『ダイアモンド・マウンテン・セッションズ』で聴かせた
　アイリッシュ＋カントリーの発展系

シャロン・シャノンがオルターナティヴ・カントリーのカリスマ、スティーヴ・アールのアルバムのセッションに参加して、シャロンの新作『ダイアモンド・マウンテン・セッションズ』が生まれたが、今度はその『ダイアモンド〜』から素敵なアルバムが生まれた。『ダイアモンド〜』にゲスト・シンガーとして参加し、味のある人間味溢れるヴォーカルを聴かせたデジー・オハロラン（vo, fiddle）のソロ・アルバム『パウンド・ロード』である。
デジーは現在シャロンのバンドのメンバーで、地元アイルランドではライヴで彼が登場するとものすごく盛り上がる、アイルランド中から愛されているミュージシャンだそう。
今回、そんな彼のアルバムの脇を固めるのは、プロデュースにドーナル・ラニー、そしてシャロン・シャノン＆ウッドチョッパーズが全面バックアップという最強の布陣。ちなみにこのレコーディング時にちょうどアイルランドに遊びに行っていたソウル・フラワーの伊丹英子もコーラスで参加。
アイリッシュとカントリー・ミュージックを結んだ『ダイアモンド〜』の延長線といえる内容で、さらに発展した素晴らしいコラボレーションが聴けます。