2005年3月

2005/3/25

テテ初来日!

コンサート・レヴュー
「テテ」3/18(金)渋谷クラブクアトロ

 オープニング・アクトはGO!GO!7188のベーシスト浜田亜紀子の、生ギターを持ってのソロ・パフォーマンス。僕が支えてあげるから、思うまま伸び伸びやってごらん……といった感じで、ギターやベースを弾くヒートウェイヴの山口洋がサポートにつく。まっすぐ。自分の、等身大の歌を歌いたいという、眩しい意思が横溢していました。
 そして、休憩を挟んでテテが登場。すらりと長身。人懐こい、笑顔。その風体に接するだけで、この人はナイス・ガイだって納得させる好漢光線を放っている。ふふ。で、英語とフランス語と日本語の単語を巧みに混ぜたMCもそんな人柄をばっちり伝えるものだった。
 パフォーマンスは全編アコースティック・ギターの弾き語りにて。ときにエフェクターをかけるときもあったようだが、基本的には生一本といった感じで自然体。巧みにギターを弾き、自分のメロディと言葉使いを介しながら、伸びやかな歌声とともにテテという個体を仁王立ちさせていく。いろんな曲調の歌を作れる人で、ジャック・ジョンソン(ソフトなほうはほんと彼と通ずる味があると思わされました)からキザイア・ジョーンズのファンまで、相手に出来るんじゃないかと思えたりも。キザイアはナイジェリア出身であり、テテはセネガルの血を引く人だが、やはりどこかにアフリカンな情念感覚を彼は内に持っていた。
 余裕綽々、完全に聞き手のほうを向いていた90分弱の実演。テテは両手を広げ、自分のなかにある、豊かさや好奇心を衒いなく聞き手に開いていく。そして、そんな彼と接するオーディエンスの反応もまた熱烈。それ、ここのところ見た公演のなかでは破格なもので、この日のライヴは彼の脳裏にもばっちり刻まれたのではないか。
 アンコールの最後に歌われたのは、ボブ・マーリーの名曲「リデンプション・ソング」。マーリーのオリジナルでもギターの弾き語りで披露される曲だが、ほんとうにテテの持ち味にぴったり。そして、そこら辺りが彼のヒューマン表現の根底にあるものなのだとも思い知らされた。

文:佐藤英輔/写真撮影:各務美紀


ツアーの様子が、日本盤発売元のメタカンパニーのブログに紹介されています。
メタカンパニー/ブログ

大阪公演のレポートはこちら
Smashing Mag

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2005/3/18

ソーラス新作アルバム <3/20リリース!>
『ウェイティング・フォー・アン・エコー』

まさに“復活のソーラス”!
ひとまわりもふたまわりも大きな成長と新なた魅力を感じさせる傑作!

アイリッシュ・バンド・イン・ニューヨーク! 天才マルチ・プレイヤーのシェイマス・イーガンを中心とするソーラスが、通算7枚目となる最新作『ウェイティング・フォー・アン・エコー』をリリースしました。現代的かつ切れ味の鋭いアンサンブルで、これまでに本国のアイルランドでも高い評価を得てきた彼らですが、ソーラスならではのスピード感溢れるシャープなグルーヴは今作でも健在。特に、先日発売されたばかりのアルタンのアーシーな最新作と聞き比べてみれば、アコースティックなポスト・ロック勢に通じる部分も自然に兼ね備えた彼らの個性がよくわかるはずです。また、今回のアルバムではメンバーそれぞれが積極的にボーカルやコーラスを取っているのも大きな特徴で、随所に新たな魅力を感じさせます。

歌ものを聴くと、PP&Mが21世紀にデビューしていたらこんなふうな音楽をやっていたのではと思わせる。実に爽快なアルバムだ。(北中正和/CDジャーナル2005年4月号)

演奏の切れとスピード感、歌ものの巧みさ、といった点で全盛期に匹敵する勢い。(松山晋也/ミュージックマガジン2005年4月号)

曲目リスト&試聴はこちら

2005/3/11

トランス・ヨーロッパ2005 チケット先行発売開始!


マハラ・ライ・バンダ

5/3,4 東京


サンセヴェリーノ

5/26大阪・28,29 東京


オホス・デ・ブルッホ

5/30 東京

 昨年夏にもキーラ、シンク・オブ・ワン、ファンファーレ・チョカリーアの3組が同時期に来日し、欧州発のワールド・ミュージックの“ネクスト・ウェイヴ”を多彩な形で伝えてくれましたが、5月にはさらにその次の世代と言える新鋭3組が相次いで来日します。
デビュー作『踊る!ジプシー・ツイスト』がリリースされ、ダンスホール・レゲエなども取り入れた新感覚のジプシー・サウンドが好評なマハラ・ライ・バンダに、ヒップホップ世代のフラメンコを展開するオホス・デ・ブルッホ、そしてマヌーシュ・スウィングやミュゼットといったパリの街角音楽をパンク〜ロック的な感性で軽快にかき鳴らす才人=サンセヴェリーノ
いずれのアーティストも現代的なエッセンスの取り入れ方が巧妙…などと言うよりは、ヒップホップやパンクが混ざっていて当たり前、というスタンスなのが大きな特徴です。伝統的な音楽の素晴らしさを、これまでとは違った角度からフィジカルに提示してみせる頼もしいニュー・カマーたち。ワールド・ミュージックをより身近なものとする、止まらない“トランス・ヨーロッパ”の新潮流をぜひこの機会に体験してみて下さい!

新作発売記念ライヴにゲスト決定!

アイリッシュ・ダンス:Brian Cunningham & Irene Cunningham
オープニング・ゲスト:大島保克
3/21(月・祝)渋谷 duo music exchange
前売:6000円
問・予約:プランクトン03-3498-2881

アルタン公演のゲストに、アイリッシュ・ダンスのペアBrian Cunningham & Irene Cunninghamの同行が決定しました!
また、オープニング・ゲストには、沖縄島唄の大島保克さんが出演。2002年にアルタンの大阪公演にゲスト出演したのが交友のきっかけ。昨年12月にアルタンが来日したときには、大島さんの新作『島めぐり 〜IslandJourney〜』 (2005年4月21日発売)のレコーディングに、マレードとダーモットが1曲参加しています。


アルタンのマレード、Be-Pal誌にてインタビュー

Be-Pal誌のHPにて、昨年12月に行われたアルタンのマレードのインタビューが紹介されています。新作アルバモのこと、彼らの地元ドニゴールの写真など。是非、ご覧下さい。
BE-P@L 本誌はみだし情報
http://www.bepal.net/h_0401song/index.html


アルタン新作(10th)『ローカル・グラウンド』ついにリリース!!
前作『ブルー・アイドル』から約3年ぶり、アイリッシュ・トラッド最高峰を歩み続けるアルタンの素晴らしい新作(通算10作目)。常にアイルランド北西部のドニゴールに根ざした音楽を奏でてきた彼らですが、タイトルの『ローカル・グラウンド』は、そんなアルタンのスタンスを改めて再認識させるもの。サウンド的にも、近作で顕著だった著名なゲスト・シンガーは迎えず、ガリシアのカルロス・ヌニェスが2曲で参加しているほかは、スティーヴ・クーニーやドーナル・ラニーといったお馴染みのサポート陣とともに、アルタンの“素”の魅力をシンプルかつストレートに表現した作品となっています。マレードの可憐な歌声が映えるボーカル曲、スピード感溢れるダンス・チューン…。ジャケットに描かれた素朴で力強いドニゴールの大地そのものを音楽化したかのような傑作です。

2005/3/7

クリスティーナ・ブランコ来日公演ゲスト決定
オープニング・ゲスト:松田美緒
4/22(金)渋谷 duo music exchange
前売:6000円
問・予約:プランクトン03-3498-2881
オープニング・ゲスト:松田美緒
1979年秋田県生まれ、九州・京都育ち。大学時代にアマリア・ロドリゲスのファドに出会い、ポルトガル語を独学で学びながらバンドを組んで歌い始める。2001年よりリスボンのモウラリアに住み、アルファーマなど古い地域の庶民のカーザ・ド・ファド(ファドハウス)やレストランで歌い、生きたファドの文化を現地の人々との深い交流を通して学ぶほか、国営テレビ番組で歌う機会も得る。ファドはもちろんポルトガル語圏のさまざまな音楽を歌っている。ファドの魅力を追い日本での本格的なファドの担い手であり、また、持ち前のコスモポリタン精神で心惹かれる音楽を現地で吸収し、国境を感じない音楽を追い求め、活動中。2005年、ビクターより1stアルバム「ATLANTICA 」を発売予定。


松田美緒