■2010年夏、再来日決定!

8/4(水)渋谷クラブクアトロ
18:00開場/19:00開演
前売:5500円(ドリンク別・税込)
先行発売:5/20(木)プランクトン
一般発売:5/22(土)チケットぴあ(P=104-016)、e+
問:プランクトン 03-3498-2881

8/5(木)名古屋クラブクアトロ
18:00開場/19:00開演
前売:5500円(ドリンク別・税込)
先行発売:5/20(木)プランクトン
一般発売:5/22(土)チケットぴあ(P=103-648)、e+
問:名古屋クラブクアトロ 052-264-8211

7/30、31:FUJI ROCK FESTIVAL '10出演


■過去の来日

Laforet Sound Museum 2009出演
2009.5.30(土) & 31(日)
ラフォーレミュージアム原宿
出演:メリッサ・ラヴォー、モリアーティ、カヒミ・カリィ with 大友良英/ジム・オルーク/山本精一(5/30のみ)/伊東篤宏(5/31のみ)


モリアーティのライヴ〜時空を超えた冒険

(文・松山晋也)

 まるでアリゾナかテキサスの田舎町の無人の駅に一人ポツンととり残されたような寂寥感に溢れた、フランス産アメリカン・ゴシック・サウンド……。怪しい。怪しすぎる!
 パリ在住の5人組モリアーティのライヴを観たのは、昨年4月、「ブルジュの春」という音楽フェスでのことだった。その少し前に出たデビュー・アルバム『Gee Whiz But This Is A Lonesome Town』(日本盤『不思議の国のモリアーティ』)がいきなり7万枚以上の大ヒットを記録したこともあって、6000人収容の特設会場は満員。しかも、客席は時に大合唱になったりもする盛り上がりぶり。大変な人気だ。
 が、そんな巨大スペースにもかかわらず、パフォーマンス自体は、あたかも彼らの自宅居間で行われているような密室的ムードに終始支配されていた。ステージ上には、屏風だの金ダライだの古めかしい椅子だの、更には鹿の首の剥製までが並べられ、リード・ヴォーカリストの紅一点、英語で歌うローズマリー・スタンリーは、埃っぽいオールド・ファッションなワンピースをまとってルナティックな眼光を放つ。ほとんどスティーヴン・キングやデイヴィッド・リンチのゴシック・ホラーにでも登場しそうなヤバい雰囲気である。普段は地下貯蔵庫などでライヴをやることが多く、更には刑務所とか波止場、夜行列車などでもやったことがあるというが、小道具や衣装も含めてのねじれた空間演出もまた、彼らのユニークな世界に欠かせないようだ。
 ギターにウッドベイス、ドラムスの他ハーモニカ、バンジョー、フィドル、ドブロ、洗濯板、カズーなどによるまったりしたアコースティック・サウンドの柱になっているのは、カントリー・ブルースやアパラチアン・トラッドやジャズなど、30〜40年代の 様々なアメリカ大衆音楽を逞しく妄想したミクスチュア・フォークであり、そこに、ヴァイマール期ドイツのキャバレー音楽や19世紀イギリスの民話などのニュアンスも加味されている。メンバーの言によると、アリ・ファルカ・トゥーレなどアフリカ音楽も大好きだし、キュアーなど80年代英国ネオ・サイケからも大いに影響を受けているという。キャレキシコの弟分というかベイルートの義兄弟というか・・・。
 コンサートが終わった時、僕はすっかり、時空を超えた冒険を体験したような気分になっていた。そう、彼らは、秘宝を求めて旅を続ける探検隊のようなものなのかもしれない。


<来日公演情報について>

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