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Tamir Muskat: drums + laptop
Ori Kaplan: saxophone
Tomer Yosef: percussion + vocal + M.C.
Itamar Ziegler: bass
Uri Kinrot: guitar
Peter Hess: sax + clarinet
NYのアンダーグラウンドのライヴ・シーンで活躍するイスラエル人3人が中心となり結成される。2005年にアルバム ・デビュー。バンド名から想像できる通り、ジプシー、クレズマー、アラブ、トルコ、ブルガリアン・ヴォイスなど様々なバルカン音楽、とDJ/サンプリング・カルチャーの音楽(ヒップホップ、ラップ、レゲエ/ダブ)などを混ぜ合わせ、肉体のビートとエレクトロニクスのビートを融合させたサウンドを聴かせる。ライヴ・バンドとしての評価が高く、世界中のフェスに引っ張りだこ。仏のマヌ・チャオ、米のフィッシュボーンの次世代に来るミクスチャー・ロック・バンドともいうべき大注目の存在。最新作はCD+DVD2枚組「NU-MADE [Remixes & Videos]」。
●一瞬自分のラジオ番組を箱詰めしたように聞こえるプロジェクト名に正直言ってびっくりしましたが、バルカン・ビート・ボックスには感覚的に共通点を感じます。基本的にはディジタル・ビートに慎重なぼくは珍しく体が素直に思いっきり反応しました。ジプシー・ブラスを接着剤に、怪しげな国境なき中東風味のサウンドを支えるリズムはJB+レゲェ+ヒップ・ホップ+クレズマー? あまり細かいことを考えない方がいいでしょう。とにかくファンキーでエクゾティックでゴキゲンです。
ピーター・バラカン(ブロードキャスター)
●バルカン・ビート・ボックスのライヴはまじで燃える!!!
ありゃ、ここはどこ?
セヴューリャで昨年10月下旬に開かれたWOMEXにバルカン・ビート・ボックスは登場したのだが、ぼくは一瞬どこにいるんだかわからなくなっちゃった。だって、目の前でピョンピョン跳ね回っている6人はフィッシュボーンやオゾマトリを思わせるような破天荒さと肉体感を漲らせていたし、そこに居合わせたスペインっこたちの反応も他のワールド系アクトのときとは反応が全然ちがうんだもの。いやあ、観客もまじ沸いて、燃えてたなー。そんな彼らのパフォーマンスはヒップホップやラガが入った人力とプログラムの併用相乗ビートに跳んだサックスやギター音が入り、また扇情的な肉声もごんごん乗っかるというもの。いわばまさに都市型の混合ストリート・ビート表現そのものなのだが、バルカンな嬉しい刺や美味しい臭みがそこに付加してて、妙なパワーや雑食感覚ががっつりと加わっちゃう。でもって、先にオゾマトリらの名前を出したくなったのは彼らがなんとも澄んでてがちんこな心意気を存分に放っていたからだ。俺たちはコレがやりたいんだという切実さや、聞き手を目一杯ドキドキさせたいという、気持ちがそこにはありまくり。
うひゃあ、こりゃライヴ・バンドの鏡ではないか!
佐藤英輔
●ストリート直結のファットなブレイクビーツ使いに、ジプシー・ブラス〜クレツマーを消化したホーンズ、イスラエル出身のレゲエDJ、モロッコのグナワ、シリアの女性歌手らが入り乱れ、痛快かつ豪快にNYから地中海の音楽地図を塗り替えるBBB。ベルギーのクラムドに移籍しての今作『NU★MED』では、人種の坩堝=NYを体現するような多彩なゲストを迎え、国境はもちろんのこと、ワールド・ミュージック〜ジャム・バンド〜クラブ・ミュージックの垣根すら無効化する次世代型★多国籍サウンドをさらに強化させている。コレこそベリー・ダンサーもレゲエ・ダンサーもジャズ・ダンサーも踊らせるNY発の最終回答(ファイナル・アンサー)! 間違いない。
吉本秀純「NU★MED」解説より
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